19キャスティズムqd インプレもどき
昨年発売されてから一年経とうとしている19キャスティズムくんの使用感を少し。
2台予約して購入。25mmストローク同士でスプールの互換性があるので
グランドサーフ25のスプールを装着して、置き竿はqd、手持ちでノンドラグで使い分けています。qdではメインで使用、ノンドラグはサブで使用しています。
デザインは他の25ストロークリールと比べると、色使いにアクセントがありますが、グランドサーフ25のスプールを装着しても違和感を感じません。旧モデルのオレンジを主にしたボディーからブラックに変わったのもグット。キャスティズム以外の竿にセットしやすくなりました。
続いて計測タイム。
まずは純正qdスプール。
おお!少し見にくいですが、糸付き(pe1.5にナイロン力糸)で420gを切っています。ドラグ付きでここまで軽いのは凄いですな〜。置き竿で使うにしろ軽いとやっぱり疲労感が違います。
続いてグランドサーフ25のスプール装着仕様。
んん!?まさかの糸付き(pe0.8号にpe力糸)365g!軽いと思っていましたが、ここまで軽いとは思っていませんでした。グランドサーフ25はカタログ表記で380gですから、キャスティズムはどこが軽くなったのでしょう?
あくまでカタログで見る限りですが、ボディは当然同じ。材質も同じ。ハンドルが少し違うように見えます。キャスティズムの方が根本が少し細いようです。それと外観からは分かりませんが、リールの心臓部、デジギアがmcタフになってます。他の投げリールでmcタフなのはトーナメントサーフ45だけです。(ベーシアと35はmc)
このスプールが本当に軽くてかっこいい!そしてボディは
320ぐらい。スプールノブとスプールで45g。グランドサーフのボディは335gぐらいありそうです。15gぐらい違いますね。
ハンドルをトーナメントサーフのショートハンドルに変えたり、ハンドルノブを軽いものに変えたりすれば更に軽量化できそうです。もしかしたら350切れるかも!(装着できるかは未確認です)
肝心の巻心地はどうかというと、かなりええ〜感じですよ。もちろんシマノのあの軽くてシルキーな巻心地とは違いますが、快適に引き釣りが行えます。ダイワの投げリール特有のカラカラはしていますが、かなり小さな音。違和感も殆ど気になりません。ダイワの上位機種トーナメントISO遠投と比べても無負荷時はキャスティズムの方がいいかも。
飛距離は流石に35ストロークには負けますが、そこまで落ちていません。私でも30号クラスの竿で6色の色からさびけます。
ではなぜここまで絶賛しておきながら、メインで使わないのか。それは飛距離が問題ではありません。もっとも私としての問題はハイギアであることです。
一回転で94cmも巻き取れますが、ギア比が4.7。確かにハイギアの利点である手返しの良さは実感していますが(特にqdスプール使用時)、ハイギアであるが為に巻き上げが重い。遠くから巻いてくる時もそうですが、リールサビキしているときの最初、巻き始めが特に重く感じてしまい、感覚に雑音、雑念が入っちゃうんです。
ただこれらを簡単に解決する方法がありまして、右ハンドルにして竿サビキにすることです。そうすることで、大物がかかろうが、さびく時であろうが特にハイギアでの不満は感じられないでしょう(私は)
私が25mmストロークリールに一番に求める事は、ローギアであること。
25mmストロークリールは35などと比べると軽量であります。軽量だと長時間持っていて疲れにくい。つまりピンポイントを丁寧に探る(時間がかかる)釣りに適していると思うんですよ。ハイギアで狭い範囲を丁寧に探るのはなかなか難しい。そこでローギアの出番です。現状でローギアがあるのはトーナメントサーフ45lgぐらいしかありません。キャスティズム25の3倍ぐらいの値段がするのでおいそれと手が出せるものではないので、ここはダイワさん!25mmストロークの新たな魅力としてローギアであるリールを作っていただきたいものです。
(パワーサーフ ssqdの4500と5000は他の25と比べてローギアですが、もっとローギアなのが欲しいですな〜。それこそ45lgみたいな。新生トーナメントサーフ25…とかどうでしょう。ないなー…)
ここまで言っておいてなんですが、30mmストロークの方がやっぱり投げ竿に合わせるなら良き。なんて言ったって30ストロークはかっこいい。シマノさんからキススペシャル30なんて発売されれば、飛んでいっちゃうかも。